一般病院に勤めている内科医師は、さまざまな仕事を担っています。
ここでは、一般病院に勤務する内科医のタイムスケジュールを挙げてみます。
まず、医師の出勤時間は8時頃で、病院に到着するとカルテを見て病棟回診を行います。
大体の患者の容態はそれほど変わってはいませんが、変化があった患者に対しては看護師に必要な指示をだすことが必要でしょう。
そして、9時頃から外来の診察が始まります。
外来では定期的に通院する患者や新しい患者の診察を行います。
基本的には外来は午前中だけですが、混み具合によっては午後までかかってしまうこともあるでしょう。
午後は、病棟の検査業務があります。
内視鏡やカテーテル検査などの検査を行ったり、入院患者の抗がん剤の指示を出したり採血結果の入力を行ったり薬の処方をするのです。
さらに、夕方にはカンファレンスが行われます。
入院患者の治療方針を同じ診療科でカンファレンスしたり、患者の最適な治療法を検討する他の診療科との合同カンファレンスなどが行われるでしょう。
カンファレンスが無い日には、診断書を書いたりする仕事をし、緊急事態が発生しなければ18時か19時には病院を出ることができます。
しかし、患者の容態が悪かったり午後から救急患者が来た場合は、午後の仕事が順調に進まず、病院を出るのが遅くなることもあります。
また、帰宅後も患者の容態が悪かったり夜間救急で外来診療をした患者が入院してきた時などは、夜間に病院から呼び出されて出向かなければならないこともあるのです。